さてさて、久しぶりに上下巻一気に読んでしまいました。

歴史もので楽しく読めるというのは大変貴重です。

歴史ものが敬遠される理由としては、
武士は名前が長い、地名が昔の言い方でどこかわからない、
会話の言い廻しがわからない…等々、それら全てが漢字で疲れる!
と言ったところですが、
読み始めればその困難もふっ飛ばします、面白くて。

先ずはあらすじを。

「一路」浅田次郎著
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【表紙の絵は参勤交代行程図と登場人物が描かれているので読んでいる途中で解らなくなったらチェック出来ます】

物語は幕末の文久元年(1861年)、世襲制の江戸時代の武士の世。

父親の不慮の事故で家督と参勤交代を差配する「御供頭」役を相続する事となった若干19歳の主人公小野寺一路。

参勤交代出立直前の父親の事故死。

御役目について全く知識のない一路が頼るのは二百年以上前に先祖が書き残した参勤交代マニュアル「行軍録」1冊のみ。
歳月の流れに家伝の行軍録もすでに実用書としてはほど遠い古式に則った記録簿となってしまっている。

ご家中一行、無事江戸見参できなければ家禄召し上げとなる運命におびやかされながら懸命に努めを全うしよようと不退転の覚悟。

真冬の中山道を陰謀あり吹雪あり、恋あり、お笑いありのアクシデント満載で道中を江戸に向けて突進する一行。

道中出会う身分も境遇も様々な人の生きざまがそのまま人生の教訓ともなる。

物語の「お笑い?」部門を担うのはなんとお殿様とその御用馬。
お笑いの脇を固めるのは御蔵役、佐久間勘十郎。

意外な結末はそのお笑いコンビにもたらされます。

読後の爽快感は抜群ですが、あ~読み終わってしまったという残念感も。

昨年刊行された本です。

次回はもう少し詳しく!