古い町並みがそのまま残っている街もあれば、再現された街もあります。

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先日訪ねた、新潟県南魚沼市の塩沢町にも昔の雪国を再現した通りがあります。

雪の多く降る街に見られた雁木(がんぎ)と呼ばれるアーケード。

歩道に屋根が付いたものです。

雁木のおかげで人は雪や雨にぬれずに通行できます。

アーケードは今では商店街に多く見られますが、雁木は町内や地域規模で作ったアーケードの始まりではないでしょうか。

一説によると新潟県では17世紀の初頭に既に雁木の建設が記録されています。

 

温暖化現象で昔より雪の量は減っているようです。

それでも昭和30、40年代頃までは道に積もった雪を道路わきに積み重ねその雪が壁を作り雁木をトンネル状にするほどに。

 

おそらく江戸時代の雁木がある街の様子も同じだったのではないでしょうか。

そんな雪国の生活を書いた江戸時代のベストセラー「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」。

書いたのは、塩沢町で生まれ育った鈴木牧之(すずき ぼくし)。

商家に生まれ商売を学びながらも俳諧、書画にしたしみました。

商いで行った江戸、故郷とは全く違った冬の生活する江戸の人々にびっくりし、またどんなに雪国の生活を話しても理解されなかったのが「北越雪譜」を書くきっかけでした。

江戸の、また諸国の人々にこの本によって雪国の生活風景が伝えられました。

今では翻訳もされ海外でも読まれています。

 

「鈴木牧之記念館」では雪国の民具や遺墨作品文献、資料、越後上布が展示されています。

塩沢町の雁木が連なる美しい通り、「牧之通り」を入ったところにあります。

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とても立派な建物は、克雪型大規模木造建築で屋根の重い雪に耐えられるように梁が普通より長く伸びています。

その伸びた梁に屋根を付け風雪に家屋が耐えられるようなっています。

現代でも雪対策がなされた建物はすべて木で建造され、内部は越後杉で作られています。

館内にはいると杉の木の香りが気持ちよく漂います。

 

暑い日にたずねましてが、冬の事を想像しながら少~しですが、涼しい気分を味わいました。

かつての越後から江戸へ通ずる三国街道の宿場町、塩沢宿の通りをご紹介しました。

最後までお付き合いくださってありがとうございました。