昨年の琳派誕生400年に続き今年は伊藤若冲生誕300年だそうです。
琳派の言葉自体古いものではなくても昨今の琳派ブームは凄いですね。
それだけ今の時代の感性にあい、
求められているのでしょう。
などと言う私がどっぷりハマっています、はい。
今日は若冲三昧して来ました。
京都宝蔵寺、若冲の生家伊藤家ゆかりのお寺でご両親やご兄弟のお墓があります。
秋の特別公開初日の今日、
普段は非公開の本堂と若冲やお弟子さんの墨絵を拝見出来ました。
印象的な髑髏絵は版画の技法も取り入れて描かれています。
宝蔵寺さんはパステルカラーのご朱印が人気。
私もピンクの髑髏絵のご朱印を手に入れました。
細見美術館では「京の琳派ー美を愉しむー」。
琳派の祖、本阿弥光悦から神坂雪花まで
その間300年、
本物しか受け継がれない心がそこにはありました(なんて~)。
江戸時代後期に現れた絵師中村芳中はその素朴さとデフォルメ具合は琳派といえど現代にも通ずる琳派と呼びたくなります。
芳中は仔犬の絵でも”可愛い”絵師として注目されています。
今回個人的に最も注目したのは、
京都市立美術館「若冲の京都 KYOTOの若冲」です。
作品総数123点。
よくもここまで集まったものです。
大半が個人蔵。
見事です。
通常若冲展は細密極彩色の超絶技法がメインとなります。
他の作品も展示されていても注目度はそれ程ではありません。
しかし、若冲その人を知るには多年に渡る様々な作品を見たいですよね!
この展示はそれを叶えてくれます。
会期は12月4日まで。
11月からの後期の展示も見逃せません!
京都市内でも若冲ゆかりの地を沢山紹介していますよ。
ご興味がある方、是非ご覧下さい。
また次回。