初夏の夜のコンサートは良いですよね。

会場に向かうにもまだ空が明るくて気持ちがいいです。

秋から冬のシーズン中の夜は始まるころにはもう暗くなっていることもしばしば。

 

クラシックコンサートの楽しみは指揮者、オーケストラ、演奏曲目、ホールと四拍子そろっていないと!

 

今回は演奏会後もすっきりと後味のとても良いバランスのとれた演奏会でした。

 

演奏曲の構成は「ドイツロマンの森」と銘打ったタイトルにふさわしく、ロマン派歌劇の「楽劇王」ワーグナーとロマン派のブラームス。

image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歌劇の「タンホイザー」と楽劇の「トリスタンとイゾデル」が前半。

後半はブラームスの交響曲第4番でロマン派らしく明るく楽しい演奏でした。

image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指揮の飯守泰次郎さんはドイツでの活動が長くトリスタンとイゾデルを「オーケストラ・オペラ」と言うコンセプトで演奏した経歴を持つ方。

そんな方が指揮するワーグナーなのでとても楽しみにしていました。

全体的な印象は優雅だけれど叙情的になり過ぎないところが気持ちよく、

今までのキャリアの積み重ねが淘汰され、それがさらに熟練の域に達しっているような印象です。

マエストロと呼べる日本の指揮者のおひとりではないでしょうか。

image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歌劇や楽劇を演奏だけで聞くのは同じ曲でも音楽に集中できてその感覚がとても新鮮でした。

 

ブラームスの交響曲4番は1番ほど有名ではないのかもしれませんが、さまざまな技法が織り込まれて楽しめる曲です。

4番はブラームス自身の最後の交響曲なので、それまでの集大成といった楽曲になるのでしょうか。

 

オーケストラは東京都交響楽団。

上野の東京文化会館に本部があり今回の公演もここでした。

東京オリンピックの年に設立された日本の高度成長期と共に現在に至る楽団です。

マーラーなどを得意としているようですが、ブルックナー、チャイコフスキー、ワーグナーなどもレパートリーとしているようです。

近年では、クラシック音楽が題材のドラマ、映画両方で「のだめカンタービレ」の演奏協力や、NHKの大河ドラマにも協力していて多方面で活躍しています。

レパートリーなどは、指揮者の得意とする分野とも大きく関係していると思うのですが、この4月に音楽監督に就任した大野和士さんの影響がどのように反映するのか楽しみではあります。

 

東京文化会館は日本のクラシック音楽ホールとして初期に造られた歴史をもち建築家前川國男さんの代表作です。

完成した1961年には日本建築家学会作品賞も受賞しました。

海外からの有名オペラ公演があるときも会場に利用されるだけあって音響なども優れています。

古い建物なのでシートの狭さや2階、3階の客席の傾斜は気になりますが、「古の良き」といった雰囲気は大好きです。

 

こんな良い音楽を聴いた日は気持ちよく一日が終わります。

最後までお読みくださってありがとうございます。

また次回!